発達教育課程幼児心理教育専修


二宮 祐子准教授
専門領域
- 子ども家庭福祉
- インクルーシブ保育
- 子育て支援
自己紹介
生まれも育ちも広島で、就職をきっかけに関東に来ました。大学生1?2年生のころは、特別支援学校か小学校の先生になるつもりでしたが、専門的な勉強をするうちに、障害児保育(インクルーシブ保育)に惹かれ、保育者になりました。
川崎市の公立園や児童発達支援センターではたらくなかで、当時の大学のカリキュラムにはなかった保護者支援や家庭支援の勉強もすることになり、社会福祉士の資格を得て、今では、社会福祉関係の科目を教えています。大学生の頃に、免許取得のための必修科目だけでなく、様々な科目を受講し、ボランティア活動やゼミ活動をしたことが、今の自分につながっています。
研究テーマ?研究活動
医療的ケア児や障害児が、そうでない子どもと共に生活しながら学びあう「インクルーシブ保育」を成り立たせるためには、保育者の専門的知識?技術としてどのようなものが必要か、研究しています。保育園や認定こども園にいって、子どもたちと一緒に遊んだり、クラス活動の様子を見せてもらったり、先生方からお話を聞いたりしながら、障害のある子どもとそうでない子どもが一緒に過ごすために、どのような工夫や配慮が実際におこなわれているのか、現場で培われた知恵や技を可視化する作業にとりくんでいます。
担当科目
- 子ども家庭福祉
- 保育者論
- 子ども家庭支援論
- 社会福祉概論
- 社会的養護Ⅰ
- 社会的養護Ⅱ
- 保育実地研究Ⅰ
- 保育実践研究
- 保育?教職実践演習(幼?小)
- 保育実習Ⅰ施設実習
- 基礎演習
- 専門演習
- 卒業研究
ゼミ紹介

ゼミでは、以下の領域を主な対象として、文献購読や実地調査を行い、卒業論文の執筆をおこないます。
- インクルーシブ保育:医療的ケア児?発達障害児?日本語を母語としない子どもなど、配慮の必要なお子さんが他の子ども達と一緒に過ごすために、どのような個別的配慮がなされているか検討する。
- 要支援家庭への子育て支援:児童虐待?貧困など、不適切な養育に陥っている家庭に対し、園と自治体が連携しながら行う支援について探究する。
- 地域子育て支援:一時預かり保育?病児保育?訪問保育?ひろば活動など、地域で展開されている子育て支援サービスについて調べ、分析する。
卒業研究テーマ例
- 千葉市の地域子育て支援拠点における児童虐待の予防的支援
- 放課後等デイサービスにおける保護者支援に関する研究
- 市川市における地域子育て支援拠点事業に関する研究
- 障害のある子どものきょうだいへの支援の意義
- 江戸川区における「食の支援」を活用した児童虐待対策
- 医療的ケア児の放課後の居場所に関する研究
- 自閉傾向のある子どもに対するストレングス視点の支援
- 発達障害者の就労支援にかかわる合理的配慮に関する研究